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5月10日

千駄ヶ谷の駅を出ると、スーツ姿の若者でごった返していました。着ているのはたぶんリクルートスーツです。説明会か何かがあったんでしょうか、道へ出ても向こうからわいわい押し寄せてきます。その流れに逆らって道を急ぎました。

お使いの帰り道、ビルの通りに面したディスプレイに本が置かれていました。
へえ、こんなところに本屋さんがあったんだ?
赤川次郎、内田康夫、西村京太郎。推理小説が多いようです。
ポップらしきものが立ててあり、見ると「この観察力」「見習うべき」「注意深さ」「探偵にも」……ん? 何か変だぞ。
ビルを見上げました。看板がありました。
「××探偵学校」
……おお。本屋じゃなかったんだ。
というか、探偵学校ってなに? どんな授業があるの? 激しく興味をかき立てられます。
探偵になった未来の自分を想像してみました……いいかもしれない。


会社に帰ると、いただきもののアイスがあるとのことです。わあい。
「そうだ」
ビール瓶の王冠を口でねじ開ける浜田さんが言いました。
「ついでに賞味期限が切れちゃったアイスを捨てといてね」
丈夫な浜田さんなら食べても大丈夫だと思いましたが黙っていました。

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