「お前は当たりはずれがはげしいな。アベレージが低い」
汗だくでオフィス(おお、なんと新鮮な響き!)に入って最初にかけられた言葉が杉江さんのこれでした。
「手を抜いている時があからさまだ。お前は文章で読ませるんだから手を抜いちゃいかん」
大先輩のこのようなご指導はしばしば受けます。この日記の一番身近な読者、いや、一番口数の多い読者といえましょう。じつにありがたいことです。
「ということは内容がないってことですか?」
「うん。まだまだお前には負けないよ~」
はっきりしてるところもありがたいです。最後のひと言は余計だと思いますが。
しかしそれはともかく、新人つぶしはイカンのではないでしょうか。というのも今回の炎の営業日誌のあのネタです。
「いっやー、やっちゃったね、だしちゃったね」
「だしちゃったね、じゃありませんよ。脱糞なんて反則ですよ」
「でも会社の品位を考えたらぎりぎりだよ」
「いえ、ぶっちぎってます」
捨て身の最終兵器を出されて、こっちはなにを書いてもつまらなく思えてしまいます。水準が脱糞ひとつでグンと上がってしまったのです。
「いや、一つだけ手段が残されている」
「なんですか?」
「小野くんとの関係をカミングアウトしろ。ホモキャラでいけ」
………。
………………。
その手があったかぁ!
いえいえいえいえ、嘘です嘘ですジョークです。ぼくはヘテロですよ。
「そーんなこといって。吐いちゃえよ、ほらほら」
杉江さんはあくまでその線で攻めるつもりです。こうなったら話は通じません。
けれど、この営業マンは広いネットワークとメディアをもっています。さらに話術にも長けている。危険です。このままではますますD.T.濃度が高くなってしまうじゃありませんか。
そうです、きっちり誤解のないよういっておきましょう。ぼくはヘテロです。好きな女優は石田ゆり子とキャリスター・フロックハートで、現在彼女はいません。え? そんなこと聞いてない?
本日は自転車で図書館回りです。表では太陽さんが頑張っています。
出かける際、藤原さんにこう言われました。
「きれいな図書館員の人がいたらあとで教えてね」