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第112話  えっ?阪神のドラフト一位選手ですか?

 よく野球に詳しい阪神ファンやスポーツ記者が、ウエちゃんの乗務員証を見つめて聞いて来る。人違いだ!説明するのが面倒臭い。ほっといてくれぃ!
 びっくり!驚いたぁ!目がテン!2003年3月27日(木曜日)付のスポニチ(大阪)。4月からの新企画発表だ!毎週火曜日は現在連載中の『猛虎戦記』…を休みにして『火曜日の虎』…というリレーコラムが始まると言うのだ!執筆者は虎キチで有名な毎日放送の元アナウンサーで今は特別職の角淳一。サッカーライターの金子達仁。元新聞記者で福岡ダイエーホークスの二軍監督を務めた有本義明の各氏である。それに加えてひっくり返ってしまったのはあと一人、青木るえか(以降/逆蛙)が入っているではないか!なんで逆蛙がタイガースのコラムニストやねん?
 …と言う事はやでぇ?逆蛙はスポニチの記者証を首からブラ下げたらやでぇ、全国何処の野球場でも報道関係者として堂々と毎日タダで入れると言う事なんかぁ?ワシも甲子園球場と大阪ドーム限定でえぇから、記者証がめちゃんこ欲しい!逆蛙は今、OSK日本歌劇団に夢中らしい。ふふふっ!ワシはOSKの脚本と演出を担当しているK林SW子とは知り合いだがトレードせぇへん?

 大阪にあって東京に無いものは無数にある。
 むっちゃ気になってしゃないのが大阪では殆どの主要駅にあるジューススタンドだ!大阪のジューススタンドの一番の売れ筋は、やっぱり大阪名物のミックスジュースやねぇ。大体やねぇ、大阪は各種ジュースが一杯百円から二百円で飲めるんですわぁ。じゃりン子チエとテツの地元、新世界のジャンジャン横丁には一杯50円と云うんがあった。(ちょっと恐い!)近々に『京阪乗るなら、おけいはん!』…の京阪電車の関連会社が東京の主要駅でミックスジュースのジューススタンドを始めると発表した。東京の皆さん!関西出身の寂しい東京暮しの皆さん!もぉすぐ大阪の味、ミックスジュースが飲めまっせぇ!

 …と言う事で、梅が散り桜も咲き八重の桜も蕾みを膨らませて、もぉすぐ財務省(旧大蔵省)大阪造幣局の桜の通り抜けも始まりますねんけど、話しはちょっことだけ戻ります。えらい、すんまへん!ごめりんこぉ!ポテチン!

 2003年3月4日(火曜日) 曇/最高気温…6.9度 
 今年もお相撲さんが大挙して大阪へやって来た!日付が変わり24時を過ぎた。
 JR大阪環状線某駅のガード下の場末の飲み屋街にある沖縄料理店の前で待機していたら、某関取とタニマチ(相撲贔屓筋)が乗り込んで来た。行先はホンマに谷町。某関取の大阪の宿舎が谷町にあるらしい。某関取の宿舎を経由してタニマチ氏の自宅へ。長距離だ!本日ちょっとだけ下痢気味!行きたいけど行きたくない!春の大相撲大阪場所中には必ず数回は関取から取的さんが乗ってくる。これも嫌だ!必ず車高が沈んで小さな段差で車体の下を擦る。
「運転手さん!もぉちょっと痩せたほうがいいよ!」
 と関取から必ず言われる。(あんなぁ…痩せるんはお前じゃ!)
 まずは最初の目的地の谷町へ。関取が名残惜しそぉにタクシーから降りるとタニマチ氏が、
「おい!若い衆になんか食わしたれぇ!」
 と何かを渡している。チラッ!…と横後目で見ると札束ではないかぁ!
「ごっつぁんですぅ!」…と貰って当たり前の顔で札束を受け取る関取。
(えぇなぁ~!えぇなぁ!めっちゃ、えぇなぁ!)
 谷町からタニマチ氏の自宅へ。
 料金精算の時に「ごっつぁんですぅ!」…とウエちゃんも言ってみる。
 タニマチ氏が一瞬びっくりするが、
「釣りはもぉえぇわぁ!取っとけ!」
 と言って降りて行った。やっぱり言うことは言わなアカンねぇ!
 ごっつぁんですぅ!…お釣りは30円やった!(なんでやねん!)

 タニマチ氏の長距離で帰りが遅くなる。27時(午前3時)過ぎ。
 車を置き自宅へ向かう。途中、某家の角を曲がると家の側溝を背にして誰かがへたってる。よく見るとホームレスのオバはんだ。「あっ、そぉかいなぁ!」…と通り過ぎようとしたが何かが変?お尻が見えたような気が?下痢腹の幻覚かもしれない。もう一度、勇気を出して振り返る。やっぱり、お尻を出してへたっている。
「オバはん!お前何をしとんねん?」…とウエちゃんが聞くと、
「ウンコ!」…とホームレスのオバはんは堂々と答える。
「こらぁ!オバはん!人の家の軒先で糞するなぁ!ボケェ!」
 と言おうと思い家を見てやめた。
 この家の主は他人の路駐や駐輪に激怒するクセして自分は大型犬を何匹も飼い、その犬に野糞や野小便を平気でさせる町内会でも有名な嫌われモンである。ウエちゃんもここの親父を快く思っていない。ホームレスのオバはんも、ここの犬に追いかけられるか親父に何かイヤ吉を言われたのかもしれない。
「オバちゃん!き張りやぁ!」…と励ましの優しい言葉をかけて自宅に入る。

 2003年3月5日(水曜日) 曇/最高気温…6.8度
 午後10時50分。
 夕食後に熟睡してしまって起きたのが20分前。昼の部の売上が悪いのにどないしょ?がっははは!もぉ、大笑い!
 JR環状線某駅に入構しようとしたが満員で、遥か後方の環状線のガード下まで空車タクシーが延びている。ガード下の居酒屋の親父と窓越しに喋っていたら外回りの環状線が珍しく数百米も手前から警笛を鳴らし続けている。
「おぉい!環状線がウエちゃんに喧嘩売ってんとちゃうかぁ?」
 と居酒屋の親父が笑いながら言う。
「ほんまやなぁ!五月蝿いのぉ!運転士を引き摺り出してシバイたろかぁ!」
 とウエちゃんが言った瞬間に頭の上で、
「ゴォン!キリキリキリッ!」
 という鈍い音とブレーキ音がして、電車はもう一度大きく警笛を2回鳴らして止まった。
「あれぇ?電車が完全に定位置に止まってへんでぇ!」 
 と言いながら二人は顔を見合わせて、
「まさかなぁ?ははははは…」…と笑いながら顔が引き攣っている。
 環状線は内回り、外回りとも完全に不通。俗に言う災害特需が始まった!タクシーは地震や事故の災害が起きると忙しくなる。中東では戦争バブルでタクシー特需らしい。いつ動くか解からない電車から降りてきた乗客のタクシー争奪戦が始まった。災害特需の時にいつも思うのが他人の不幸で儲けてえぇんやろかぁ?阪神淡路大震災の時に、人の不幸に便乗してメーター料金以外に大阪と神戸間を片道5万円とか10万円も吹っ掛けた運転手諸君!反省しなさい!しゃあけど、そんなアホ馬鹿糞ったれタクシー運転手は殆ど辞めている。

 2003年3月18日(火曜日) 曇/最高気温…13.6度
 25時(午前1時)過ぎ。
 仕事帰りに腹が減ったので深夜営業のラーメン屋へ。大好物のチャーシュー麺の焼豚大盛と餃子二人前を注文。チャーシュ麺が先に来たので「チャ~・シュ~・麺」…と勢いをつけ、箸を割り食べようとしたら目の前の視界が突然に無くなった!
「あれ?あれ?あれ?」
 とキョロキョロしていたらラーメン屋の親父がカウンター越しに、
「兄ちゃん!右のレンズが焼豚の上に乗ってるでぇ!あんた、めっちゃ器用やなぁ?こんなん初めて見たわぁ!店の防犯ビデオに映っとったら面白ビデオ投稿に送ってえぇかぁ?」
 と腹を抱えて大笑いしている。
 うぅ~~~!見せモンとちゃうわい!
 嬉しいとレンズが落ちるんです!なんでやねん!

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